2012年度のFace to Faceは、教育学研究科の中矢先生の授業である講義(「日本の社会と文化」)と合わせた形で開催いたします。
6月のF2Fの報告をいたします。
テーマ: 多文化共生社会を考える
日 時:2011年6月19日(火) 10時30分-12時00分
場 所:教育学研究科K棟K109 使用言語:日本語
活 動: 留学生と日本人学生が多文化共生社会のあり方について
今回は、「多文化共生社会を考える」というテーマのもと、現代社会における多文化共生社会の創造のための政策と実態について、講義を受講している留学生と事前に申し込みしてくださった日本人学生のみなさんが議論をしました。
以下は、参加者の感想文の一部抜粋です。
留学生の方から
●ディスカッションは、とても楽しかった。日本人の学生と接する機会が少ないので、来
てもらってうれしかったです。また今度もよろしくお願いします。日本社会について本人
の意見が大事なので。
●よかった。先生以外の日本人と話したりするのは珍しいです。というのは、日本に身を
置いていても、日本人に囲まれていても日本人と交流するチャンスがあまりない。特にキ
ャンパスで日本人の学生と交流ももっと少ない。この原因はいったいなんでしょうか。多
文化共生は永遠の夢でしょうか。日本は住みやすい国でしょうか。
●日本人の学生たちと一緒にいろいろ話ができて、本当にうれしくて、楽しかったです。このようなチャンスがもっともっとほしいですね。みんなで一緒に話しているうちに、文化は国によってこんなに違うんだなあって深く感じました。これからの多文化社会の中で、お互い思いやりをしながら生きていこうと思います。
日本人の方から
●多文化共生社会のあり方についての考え、そのためにどうすべきかの志は、国が違えど目指す所は同じなんだなぁということが改めて実感出来たことがとても良かったです。日本人が海外に行ってもそうなんですが、 留学生というのは、(特に同じ国の)留学生同士で固まってしまうものです。
しかし共生する社会というのは、交流が無ければかなわない事だとセミナーの中の話し合いでも全ての班が口を揃えて言っていました。このようなセミナーも一種の機会ですが、このような場をもっと多くの人と共有できたら良いのになと思います。
●私は以下の2点の理由から、この授業が有意義であったと感じました。一点目は、自分の意見を人に伝える良い訓練になったことです。ゼミ以外では討論をする授業は少ないため、貴重な機会でした。あるテーマに対して短時間で多くの意見を出し、それに理由をつけて人に的確に説明する良い機会になりました。二点目は、自分とは考え方の違う人の意見を吸収する良い機会であったことです。同じ日本人でありながら、自分とは全く違った切り口からテーマを捉える人や、外国人として自分の経験を話してくれる人を討論をすることで、自分自身の考え方を深めることができたと思います。
以上のように、参加してくれたみなさんがF2Fを通して、活発に議論をしてくださったことが伺えます。
私も参加したのですが、留学生のみなさんがしっかりと日本の多文化社会の現状について勉強していたことや、留学生のみなさん自身の日本での経験から、様々な意見を聞くことができました。私としては、議論の中で、地方自治体、企業、そして広い範囲での教育機関の役割が非常に大きいと感じました。
以上、6月のFace to Faceの報告を終わります。
次回は7月10日に行われます。詳しくは、次の投稿に掲載される予定です。
Hi, I'm Honda. From this semester, F2F project is held in the lecture(Japanese Culture and Society) of Nakaya sensei(Faculty of Education).
Here is the report of F2F project in June.
Place: K109, Building of Education
Date&Time: 19th June (Tue) 10:30~12:00
Theme: What multicultural society should be
The theme is "What multicultural society should be ", and the participants are consist of international students who take the class and Japanese students who apply for F2F. We discuss about the policy and the actual situation for realize the multicultural society.
I'm sorry for that I can't translate some comments of the participants...
International students had studied well about actual situation in Japan and had so many experiences in Japan as foreigners, so they have various opinion. I found that the roll of the local governments, the companies and the educational institution which means from junior high school to university is important for multicultural society in the discussion.
Thank you for coming to Face to Face project.
Next F2F will be held on the 10th of July.
Shuichi Honda